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2005年12月23日 (金)

【鉄旅】名古屋が白く染められた日に

 午前4時45分、自宅を出るとそこは一面の銀世界のままだった。
 昨日から降っていた雪が凍結して路面は凍結しきっている。何回か足を取られながら花園駅へ向かう。

 花園駅に着いたが窓口に誰もいない。いつもなら開いているブラインドが下がったままになっている。呼んでも誰も出てこない。あまり時間もないのでそのまま通過する。こうなると名古屋で出るまで日付を入れてもらえないがやむをえない。
 いつもの様に列車を乗り継いで米原へ。到着前になんかもたついており、アナウンスが入り降り口が通常の左側から右側に修正される。いつもなら6番線なのだが5番線に修正されたらしい。
 やや遅れながらホームへ進入すると8番線にとっくに行っていないといけない「はやぶさ・富士」の姿が見える。イヤな予感がする。
 とりあえずいつも通りのホームへ急ぐがアナウンスが流れてくる。
 「・・・現在雪のために東海道本線上り、大垣・岐阜方面への運転を取り止めております・・・」
 ぐ、やはりそうきたか。
 そうなれば手段は一つしかない。
 進路を新幹線乗り換え口にとる。みどりの窓口へ向かい随分待たされたあとようやく名古屋までの乗車券・自由席特急券を購入、急いでホームへ入る。

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▲米原駅ホームにてホームの下からスプリンクラーで散水されているのがわかるだろうか?

 始発に当たる6時50分発のひかり400号もやや遅れながらやってきた。乗車率はかなり良く着席が危ぶまれたがどうにか座席を確保。一人だとどこでも座れるのでこういう時は楽でよい。
 後続ののぞみを退避して6分遅れで米原駅を出発する。

 もはや当然の如く徐行運転を始める列車。のそのそと関ヶ原に向かって走っていく。低速ゆえにVVVFの起動音が大きく響く。一定まで加速するとすぐに減速するのでまた音がする。わずかな惰性走行の静寂の合間にスカート部で雪の塊をはねているのかシャーッという擦るような音が頻繁にする。
 止まるような速度で(といっても多分80キロくらいは出ているのだとは思うが)走り続ける。濃尾平野に出るも視界は一面白いままである。ようやく名古屋到着のアナウンスが流れる。
 しかし名古屋駅構内が満線状態!で入線出来ず立ち往生して結局49分遅れで名古屋駅に到着した。ホーム上は次の列車を待つ人で溢れテレビ局も取材に来ている。アナウンスが次の列車の出発順番を告げている。とにかくややこしい状況である。まぁここまで着いてさえしまえばあとはどうとでもなる。

 新幹線改札口でようやく18きっぷの日付を入れてもらう。米原-名古屋間を乗っていないがそれでもまだ元は取れる予定である。しかし3000円の出費は痛かったなぁ・・・。
 駅構内で軽く朝食をとった後地下鉄東山線に乗って栄駅へ移動。右往左往しながらNHK名古屋放送のビルへ到着。2Fに車両メーカーの日本車両が運営する「日車ゆめステーション」があり、今日は店舗限定のBトレが販売されるのでやってきたのだ。まぁ通販でも買えるのだけれど一度くらいは「祭」に立ち会ってみたいというのもあってきたのだ。たかがそれだけで3000円は痛(ry
 
 現在8時40分。営業は10時から。

 誰もいてないのですが(笑)

 もともと在来線で多少遅れて到着する予定・・・、だったのだけれど。ちょっと早すぎたようである。

 その辺をぶらぶら歩いているとさすがNHK、どーも君のクリスマスツリーがある。
 ・・・・おも、おも、お持ちかえりぃぃぃぃ・・・できるかいっ!!

 仕方がないので店の前でボーっと待つ。こんな事もあろうかと本など持って来てあるし。

 9時頃。店の人が現れる。「Bトレですか?」と声をかけられる。「10時からなのでお待ちください」と言われる。

 9時10分頃。ようやく2人目・3人目が現れる。2人目の人は渋い中年男性である。子供に頼まれたにしてはアレだよなぁ。でもBトレとは思えないし、と思っていたら後から分かったのだがこの人は愛環2000狙いだったのだ。ただしHOゲージの(笑)。2両15万円也、Bトレの150倍やね。

 10時、開店前に並んだのは結局7人ほど。まぁ通販もあるって分かっていたわけだしこんなものでしょうか。
 カウンターに並んだBトレを山の様に確保し16個一気買い(笑)。半分はマイミクさんの依頼分だけれど。
 またまた背中から分解された段ボール箱が登場。隅で箱を組み立てて中に入れて保護する。よし、これでOK。

 カウンターの方を見ると一人一人が結構買いこむので箱を持った店員さんが行ったり来たりしている。ご苦労様ですな。

 さて、これでまずは用事が終わったので乗り潰しモードに入る。歩いて名鉄瀬戸線の栄町駅へ移動・・・っと言ってもすぐ足下なのだが。時刻表の地図だけを見ていると何でこんな所から独立して名鉄の路線があるんだか・・・、と思っていたのだが栄が市の中心部だから何の問題もないわけだ。もともと違う会社の路線が名鉄に編入されたという経緯もあるのだが。

 地下ホームに降りる。運悪く急行列車が出発していく。まぁ幸いな事に5分後に普通列車がある。
 面白い事に案内に「全ての先発列車が終点まで先行します」という旨の事が書いてある。という事は退避施設を持った駅が一切ないという事か。廃止になった揖斐線でも同じような事があった記憶がある。
 車両は6000系。本線から転入してきているようだ。瀬戸線といえばオリジナルの車両が多いのが特徴なのだから少し残念ではある。運転席直後を確保。

 10時30分出発。出発直後線路が大きく右カーブ・左カーブする。県庁の施設を避けるように線路が引かれている。すぐに東大手駅。昭和40年代くらいに建設されたような狭くてあまりキレイとは言いがたい駅である。
 再び右にカーブしながら地上に出て高架線になる。直線的にひかれた線路が時折急にカーブする。まるでNゲージのレイアウトの様だ。
 左に大きくカーブし右手に中央本線の線路が見えてきて大曽根駅。この駅から出るガイドウェイバス「ゆとりーとライン」は6月に乗車済みだ。
 この駅でどっと乗客が乗り込んでくる、がそれでもシートに空きが目立つ。
 出発後中央本線を跨ぎそして矢田駅手前で地上に降りる。
 乗車率の割には頻繁に対向列車とすれ違う。まぁ逆に頻繁に運転されているので混まないのかもしれないが。
 地上に降りてもやはり直線と急カーブの組み合わせが続く。

 喜多山駅に車庫が見える。新型旧型いろいろ休憩中である。見ると青く塗られた凸型電気機関車も有蓋貨車を従えて留置中である。扉も開け放たれている所を見ると現役で使用されているようだ。

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▲喜多山駅にて

 尾張旭駅、2面3線のホーム構成である。退避は無理かもしれないが折り返しなら可能な配置で実際に折り返し列車が存在する。
 そして愛知環状鉄道と立体交差している新瀬戸駅を越えて終点尾張瀬戸駅に到着。最近建替えられたのか新しい駅舎になっている。ここでUターンして新瀬戸駅に戻る。

 新瀬戸駅からすぐの愛環瀬戸市駅へ。乗り潰しのために一度端の高蔵寺駅まで戻らねばならぬ。2駅で270円、痛いなぁ・・・。
実の所事前にバスなどがないか調べてみたのだが見当たらなかったのだ。残念。
 現在11時30分前。丁度39分に高蔵寺へ向かう列車がある。
 ホームに上がりしばらく待つと「現在雪のため列車は3分から22分遅れて運転しております」とのアナウンスが流れる。すでに雪はたいした状態にはなっていないのだがこれは10月から正式に開始したJR中央本線への乗り入れが原因しているのだろう。中央本線もかなりダイヤが乱れているようだしいたし方あるまい。
 結局22分きっちり遅れてようやく列車がやってくる。
 やってきたのは愛環版313系・2000系の霜取りパンタを装備した2パンタ型の2次車の2両編成である。イヤに2が並ぶな。
 出発するとすぐにトンネルに入っていく。意外というか山がちな風景の中を走っていく。それでも常に住宅は見えているので山中というわけではないのだが。わずか7分程で高蔵寺駅に到着。JRの高蔵寺駅の1番線に列車は滑り込む。隣のホームに入ってくるJRの列車を多数の乗客が待っている。やはり数分は遅れているようだ。
 ここで一度駅外に出て昼食にする・・・うーん、何もないな。ということでコンビニでサンドイッチを調達する。車内で食べればいいや。
 ホームに戻ると間もなく39分発の列車が入線してくる。線内のみ運用の列車だしそりゃそうか。
 車両は先ほど乗ってきたものが再びやってきている。この車両は先ほども書いたようにJRの313系の3000番代をベースにワンマン装備を省いたものであるが実は大きな違いがある。

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 前面を見ればわかるが313系はアゴの部分に張り出しがあるが2000系にはそれがない。これは踏切事故が起こった時に乗務員を防護するための構造物なのだがほとんどが高架線で踏切のない愛環線には不要ということで採用されなったのだ。多分当時はJR線との直通運転は考慮していなかったのだと思う。
 だがこれが思わぬオチを生む事になったのだ。この出っ張りのない2000系はそれだけの事でJR線への乗り入れが出来ないことになり、結局JR・愛環間の乗り入れはJR側からの方乗り入れという事になってしまったのだ。(しかし2000系は「名古屋」の行先表示幕を持っているんですね、どうなっているんだか・・・。)

 さすが珍しく黒字経営の第3セクター鉄道、乗客は結構いる。12時39分、定刻高蔵寺駅を出発する。

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▲八草駅にて ▼万博八草駅(05年6月撮影)

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 瀬戸市駅を越え八草駅へ。万博の開催中は万博八草駅と改称され多数の人で賑わった駅だが現時点でもホームの幅も狭められ壁で仕切られて寂れている。来年1月からは西側のホームも工事のため閉鎖するという事なのだがホームの縮小工事をするのだろう。

 ここから豊田市までは乗車済み。南下していくにつれ名古屋市内の雪が嘘の様になっていく。景色としてはひたすら丘陵地と住宅地が広がるのみの風景である。北野桝塚(きたのますづか)駅に到着する。かつて岡崎からこの北野桝塚間にひかれていた貨物線が愛知環状線の前身、国鉄岡多線のさらに前身である。
 かつて開業直後にこの線を訪れた宮脇俊三氏は車運車が居並ぶヤードの様子を「時刻表2万キロ」に記しているが現在ではそのヤードもない。
 氏はこのように書いている。
 「(前略)それにしても貨車に積み込まれた自動車というのは、さまにならない。しかし身柄を国鉄に預けたような殊勝な格好で全国の販売所まで運ばしておいて、いずれは国鉄の敵になるのだから、ちゃっかりしている。」(時刻表2万キロ・第5章より)
 考えようによってはまだこの時代の方がマシだったのかもしれない。もはや自動車輸送を鉄道でする事はほとんどありえない。
 もはや鉄道は車に相手にすらされていないのだ。

 (多分)ヤードの跡地には愛知環状鉄道の本社ビルと車庫が設置されている。車両入れ替えの関係でこの駅始発・終着の列車も設定されている。

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▲愛環線車窓風景(岡崎市周辺にて)

 そして列車は矢作川を渡り岡崎市内に入り市街地中心からやや外れた岡崎駅に到着した。

 JRホームへ行きやはり36分遅れでやってきた快速で豊橋へ向かう。
 今日は行程だけ決めて時刻を全く決めてきていなかったのだが正解だった。決めていても全く役に立たなかったわけだし。

 豊橋駅に到着。この辺最後の未乗路線、豊橋鉄道渥美線の新豊橋駅に向かう。
 近代的なペデストリアンデッキから降りるとそこには昭和40年代テイストの漂う(笑)、新豊橋駅があった。
 やって来たのは東急目蒲線よりやってきた7200系改め1800系車両である。ブルーを基調にしたカラーリングを施された1804F、「なぎさ」号である。ダイヤモンドカットデザインの前面は健在である。

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▲1800系1804F「なぎさ」号 一般車両は青の部分が赤色になる。もう一本黄色の特別編成「ほのか」号「なのはな」号(1807F)が存在する

 出発まで時間があるので3ドアのうち2つは締め切られるがよりによってすぐ横の扉が開けっ放しとなる。めちゃくちゃ寒い・・・。

 14時32分、新豊橋定刻出発。JR豊橋駅の構内を走っていく。JR線との渡り線が見えるそこが花田信号所。もっともほとんど利用されていないそうだが。
 JR線をオーバークロスし渥美半島を南西に進んでいく。景色はいたって平凡。温暖の地らしく雪はすっかり溶けている。
 小池駅をすぎると突然地下線になる。これは国道259号線を潜るためのようだ。
 そこを上がると愛知大学前駅。横はキャンパスのようだ。
 どんどん南下していく。しばらく松並木の中を走りそこを抜けると高師駅。唯一の車両基地、高師車庫が併設されている。

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▲ 渥美線車窓風景

 梅田川を渡ると更に風景がローカルっぽくなり大清水駅でどっと乗客が降り、終着、三河田原(みかわたわら)駅に到着する。この駅から渥美半島各地へのバスが運転されている観光の拠点でもある。
 駅の反対側が駐車場になっており切符だけ渡してそちらへ向かう。
 編成写真を撮ってからぐるっと駅の周りを回ってみる。駅の表側に回ってみるとわりと新しい造りなものの漆喰を塗ったようなデザインがされている。これはこれでなかなか良いのではないか。

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▲三河田原駅駅舎

 折り返し同じ列車に再び乗りこみ豊橋へ戻りJRに乗り換え名古屋で降りる。日はすっかり落ちて暗くなっている。
 名鉄百貨店に行ってみる。名鉄のBトレを売っていたという話を随分前に聞いた事がある。まぁダメもとで。2階毎にエスカレーターの位置が変わるというまさしく迷路のような建物を進んでいく。目的のコーナーは隣接する「メルサ」との渡り廊下上にあるという理不尽さ(笑)。
 子供ばかりのおもちゃ売り場に突撃するのはさすがに気が引けたが良く見ているとたったの1種類の3つだけ、Bトレが置いてある。
 それがまた購入していない「名鉄モ510形+モ520形(旧急行色)」だったので思わず購入。
 レジへ持っていくと「自宅用ですか?」と聞かれる。これがプレゼント用だとしてもらって喜ぶ子供がいるとすればあまりに渋すぎる趣味だろうとは思うのだが(笑)。

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参考:モ510形(2001年撮影):これの良さがわかる子供がいたらお目にかかりたい(笑)

 そして駅に戻る。今日もミソかつ鍋定食はとてつもなくおいしかった。

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