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2006年1月 1日 (日)

【鉄旅】九州旅行4日目・再び筑豊エリアへ

 4時40分起床。これから太宰府天満宮の初詣に行く。当初もう少し遅い目の予定だったのだが参拝時間を十分にとるためにこの時間になったのだ。

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 近くの吉野家で朝食にする。こんな時間だというのに後から後からお客さんが来て二人しかいない店員は半ばパニック状態になっていた。

 地上を行こうとするとやたらに信号に引っかかってうっとうしいので地下から行く。天神南駅の構内を東から西へ横断して西鉄福岡駅へ上げる階段を上り地上に出・・・って鍵閉まってます!
 泣く泣く地下に戻って別のところから出ようとするとちょうど鍵を開けにきた人と遭遇。なんとか地上に出る(笑)。

 ホームに上がると5時42分発の普通列車はあの高運転台モドキの2000系。急行だけじゃなくて普通運用にも入るとはね。ほぼ同期の阪急6300系が頑なに特急関係の運用に使用されているのとは対照的である(あちらは2ドアだからという事情もあるが)。
 乗客は意外と乗っている。夜通し呑んでちょっとご機嫌なおバカさんたちも多いようだったりする。
 まだ暗い中列車は出発。普通列車ゆえに意外と時間がかかるがまだ特急がないから仕方がない。
 ようやく二日市に到着。2日ぶりの再訪問である。ちょうど隣のホームに入ってきた大宰府行の普通列車も2000系。2000系同士が隣り合わせのホームに並ぶ。

 わはははっ、猪木が二人並んでるみたいだ!

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▲2000系同士の並び(明るさ補正しまくりです)

 こちらも車内はそこそこの乗車率。ただ恐れていたような乗客がいっぱいで身動きが取れないというような事態は避けられたようだが。
 あっという間に終点太宰府駅に到着。駅前は早朝にもかかわらず結構賑わっている。参道の左右には名物の「梅ヶ枝餅」を売る店などが開いている。巫女さんお勧めなので復路買ってみることとする。

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 参道が終わり鳥居が見えてきて神社の中にはいっていく。池の上を渡る橋を渡り本殿の前に出る。多くの人がそれぞれ手を合わせている。
 私も賽銭を投げ込み拍手を打つ。

 「私のバカさ加減がマシになりますように、あ、あと会社が二度と潰れませんように。」

 道真公が雲の上で呆れているに違いない。

 本殿の周りにはお守りなどが売られているのだが本殿以外の周囲270度くらい全てそうだからちょっとびっくりした。
 せっかくだからお守りなど買ってみる。いいことがありますように。

 復路参道で件の餅を買ってみる、もちろんこういうもののセオリーとして行列の長いところで。焼きたてのアツアツだった。

 太宰府駅へ引き返すちょうど西鉄福岡直通の普通列車がやってくるところだった。予定より15分ほど早い列車である。
 車内で餅を食べる。甘さが控えめでとってもおいしかった。

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 ・・・・とはいえ最低単位が5個からだったので5個買ったのだが一人で食べきるのはちょっとつらい。かといって捨てるのは論外だし持って歩いたら冷えて食べられない代物になるのも目に見えている。・・・がんばって食べなきゃ。4個目あたりから苦行になってくる(笑)が何とか食べきった。
 まぁこれのおかげで結果的には救われることになるのだが・・・。

 二日市で折り返した列車を井尻駅で降りる。ここから徒歩でJRの笹原駅を目指す。それほど遠くない(はず)。
 道を歩き出す。
 ふと空を見上げると果てしなく青く、空気は澄み渡っている。何となく正月って感じである。
 地面を見ると・・・、真新しいゲ○が・・・。正月だねぇ・・・(苦笑)。飲み過ぎには注意ですよ。
 駅には10分ほどで到着。ちょうど一本行ったところのようだがそれでも当初予定よりは大幅に早い。

 やってきた普通に乗り博多で快速に乗り換え黒崎へ。
 お次は帆柱ケーブルを目指す。数あるケーブルの中でも特に知名度が低そうなケーブルではある。
 小倉近郊の皿倉山という山に登るケーブルカーである。事前の調べではここ黒崎から西鉄バスが近くまで走っていることがわかっている。

 ペデストリアンデッキをおりると「黒崎駅前ふれあい通り」バス停がある。ここでいいはずだ。時刻表を見ると正月ダイヤでの運転となっている。事前の調べと時間が若干食い違っているようだが運良くというかすぐにバスがやってくる。42号系統というのは覚えていたが行き先表示にそれらしいことが何も書かれていないので運転手さんに「帆柱ケーブルまで行きますか?」と聞くと行くとの返事。あっていたらしい。
 乗客は私一人のみ。先だって帆柱ケーブルの方に元旦の混雑状況を聞いていたらかなり乗客は多いということだったので覚悟して早めに来たのだが肩透かしもいいところである。みんな自家用車で行くのだろうか。
 アップダウンの大きい道を走っていくバス。そのうちどんどん山の方へ登って行く。ずいぶん高いところまで登ってきたなとちょっとドキドキする。ようやく「帆柱登山口」バス停に着いたので下車。ちなみに黒崎駅から220円だった。
 去って行くバス。ケーブルの乗り場は後ろ方向のようだ。少しバックして指示に従ってどんどん登って行く。むっちゃ坂道がきついんですけど・・・。これ雪とか降ったらもうこのあたりの人たち家から出れないんじゃないだろうか(笑)。
 そのうち高速道路の防音壁が見えてくる。こちらの道はその上を跨いでいる。見ると扉があり高速のバス停になっているようだ。福岡天神行き高速バスがうんぬん、と書かれている。
 ということはこのケーブルカーに乗るには鉄道などを乗り継いでここに来るより天神から高速バスに乗ってきたら一発ということじゃないか!!なんとまぁ意外すぎるアプローチでこれにはまったく気がつかなかったなぁ・・・。今後乗りに行こうという人は覚えておくといいかもしれない。

 高速道路を跨ぐとそこにケーブル山麓駅があった。次は9時40分発だそうで改札は5分前からするとなっている。ケーブル往復券を買っておく。ここにはケーブルの先に頂上までのリフトがあるのでそれこみの往復券というのもあるが頂上まで行くことは考えていないのでこれで良いだろう。

 改札が始まったので入場。ここの車両は2001年に更新されたものでまだ新しい。日本ケーブル製の車両で「はるか」と「かなた」という名前がつけられている。目の前にいる黄色いのは2号車「かなた」号である。丸っこい特徴的なデザインである。
 先頭座席をゲット・・・って乗客は私含め3人なのだが。
 時間が来て登りだす。後半結構きつく最大斜度28度とのことである。車掌さんいわく3日ぶりの出勤だそうだがまだ雪が残っているのでびっくりしたらしい。確かに良く見ると先日の大雪の残りがところどころに見えている。
 5分で山上駅に到着。直行リターンでもいいのだがせっかく時間的な余裕があるので一本見送ろう。
 山頂まではリフトで3分だそうだが歩いても10分と書かれている。うまくいけばいけるかもしれない、がんばって登りだす。

 ・・・・・。
 ハァハァ、ゼイゼイ・・・。うぉ、う▲○っ×※□・・・・。

 (慌てて登りすぎて酸欠状態。しばらくお待ちください)

 ・・・う、や、やはり10分のところを、5分で、登るというのは、無謀すぎ・・・。

 しかし目の前に広がる180度の大パノラマは酸欠で倒れかけただけの価値があるのは疑いなかった。

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 黒崎へ戻り今度は筑豊電気鉄道で筑豊直方へむかう。ちなみに西鉄系の会社である。

 黒崎のバスセンターに隣接するホームはどう見ても路面電車の高さである。しかし線路は立派な複線の線路である。
 やってきた車両は路面規格の2両連接車。シングルアームパンタなんてものまで装備している。

 いざ走り出すと吊掛モーターがすさまじい唸りをあげる!1995年製の車体にSアームパンタまで装備して足回りは以前の使いまわしですかっ。
 そして何よりおかしいのがこの路線は全線が複線の専用軌道なのだ。東急の世田谷線と同じなのだがあんな洒落た雰囲気は欠片もない(笑)。

 挙句の果てに路線は途中で高架線を走ったかと思うと田園風景の中を全速でガタガタ揺れながらすっ飛ばして行ったりしていく。なんかもう可笑しくて仕方がない。

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 そして終点の筑豊直方駅は遠賀川を渡ったところにあり市内中心部でもなんでもないところでいきなりぶちっと切れている。もうちょっと伸ばしておいてくれれば助かったのだが。
 言っても仕方ないのでJR/平成筑豊鉄道の直方駅まで歩く。おおよそ10分ほど。

 旧国鉄の田川線・伊田線・糸田線を引き継いだ第3セクターの平成筑豊鉄道が次の目的だ。かつて宮脇氏が苦心しながら乗り潰していった筑豊諸線の生き残りたちである。以前はJR線のみに限定したので無視してしまったが今日全て乗り切る。路線数が少なくなったといえど複雑な筑豊緒線だがJRと平成筑豊線を分離してしまえばさほど苦労するわけではない。
 ありがたいことに一日乗り放題きっぷが販売されているので運転手さんから買う。値段は1000円。普通に全線乗れば余裕で元が取れる設定である。

 まずは金田まで乗車する。この田川線はかつて筑豊炭田群で採掘された石炭を運び出す超重要な路線だったこともあり複線である。路盤も広く取られており線路も極めて直線的に引かれている。過去の栄光がそこかしこから見え隠れする。
 が、貨物列車が走ることはもうなく、レールバスが1両でとことこ走っている分にははっきり言って過剰装備もいいところである(笑)。広いホームに所在無さげに1両でぽつんと止まっているレールバスはこれまた可笑しい。運転密度を考えれば単線でも十分対処できそうなものだが。
 かくして堂々たる線路を思い出した程度に対向列車とすれ違いながら金田へ到着。

 あ、「金田」って「かねだ」だと思っていたら「かなだ」なのね。九州の地名の読ませ方は独特なものが多い。
 ここで田川後藤寺行きに乗り換える。先程の車両はロングシートだったが今度はクロスシート。運行時間を考えると逆にしてほしいものである。

 糸田線は短い。遠賀川に沿ってわずか15分ほどで田川後藤寺駅に到着する。JRの日田彦山線と後藤寺線の間に挟まれた小さなホームに到着する。
 やりたくなかったがここは5分で折り返す。駅前まで走って駅舎だけは撮影してきたが。

 金田へ戻り、行橋行を待つ。少し時間があるのでその辺をぶらぶら歩いてみる。何か食料を調達できないかと思ったが何もない。まぁ朝の餅が効いていていまだほとんど腹は減っていないのだが(笑)。

 行橋行に乗車。またしてもロングシート車である。ほとんど嫌がらせだろ、これ(笑)。
 田川伊田までは乗降が結構盛んだったのだがそこからは静かになる。

 伊田出発後しばらくJRの日田彦山線と線路を共用し途中から分岐する。このあたりで突然前に座っていたおっちゃん二人組みに絡まれる(笑)。

 手に持っていたデジカメ(のスタイル)が珍しかったらしい。程よくお酒が入っているようでほらあっち撮りとか次はこっちがいいとか指示が飛ぶ飛ぶ。
 なんでも来年退官の自衛官さんだそうだ。とんでもなく怪しげなスタイル(当人いわく893風、否定しません・笑)だがいい人のようではある。今晩泊まっていけと言っていただくがさすがにそれはお気持ちだけ頂戴してお断りする。そんなことになったらいろいろ大変だ(笑)。

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▲ 香春岳 このアングルから見ると手前の山頂がきれいさっぱり消滅しているのが良くわかる。

 赤(あか)駅でこの二人が降りてしまうと車内は静けさを取り戻し居眠りをして微動だにしないおじいさんと二人だけになる。列車は峠を坦々と登っている。日差しはやわらかく差し込み思わず一緒に居眠りしそうになるがどうにか持ちこたえる。
 
 油須原駅着。この駅も大きな構内に軽く8両程度は停車できるホームが延びている。ちょうど対向の列車もやってきて大きな駅のど真ん中にたった2両、ちょこんと止まる。
 ここでついに件のおじいさんも降りて行く。あ、生きてたんだ(をい。

 ついに貸切となるが次の「源じいの森」駅で一人乗ってきたので二人に。この駅、温泉があるので入っていこうかと思ったがさすがに腹が減ってきたので断念。

 このおじさんにもカメラの事で話しかけられしばしカメラ談義に花が咲く。

 そうこうするうちに列車は山を折り平野部に入り終着の行橋へ。最後には高架を登り真新しい行橋駅の一角にはいる。

 ここから普通列車(415系のリバイバルカラー・ローズピンク車だった)に乗り換え小倉へ。九州地方も残すはあと小倉モノレール一本のみだ。いよいよ大詰めである。

 小倉駅に降り立つ。改札を抜け大きな吹き抜けの間にモノレールの駅があるというなんとも大胆な構造となっている。さぁ乗車・・・の前に食事しないとさすがに倒れる。もう面倒くさいのでロッテリアで可とする。いやはや毎日とんでもないジャンクフード漬けだなぁ・・・(苦笑)。

 で、乗車。前々から写真を見るたびに気になっていたのだが小倉モノレールの先頭車の無線アンテナの前にある赤い物体はパトランプだった。一体何のためにあるのかはやっぱりわからないが。
 駅間距離が短いし、運転間隔も短いので頻繁に行き違う。途中で日豊本線の線路を跨ぎ、小倉競馬場を右手に見ながら進むといかにもニュータウンといった感じの住宅が広がっている。中には山の斜面一覧にまったく同じ建物がずらーっと並んでいるのまであった。あれはさすがにちょっと気持ち悪い。このあたりで線路は左にカーブし終点企救丘(きくがおか)に到着した。

 時間はあまり気味なのでその辺をぶらぶらする。企救丘駅の先は車両基地になっているので見に行くとちょうど車両が洗車機で洗われているところだった。大体モノレールの車両を見下ろすというのもあまりないし洗車のシーンなんてさらにあまり見れるものではない。結構面白い。

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 道路の反対側はJRの日田彦山線の志井公園駅になっている。道路の向こう側にいろいろな施設などがあるのでその辺を総称して志井公園というのだろう。企救丘駅と志井公園駅の間は200mもないほどである。近づいてみるとなんと有人駅で(多分昼間のみだが)初老の駅員さんが身じろぎもせず座っているのが印象的だった。

 そして再びモノレールに乗って小倉へ戻る。太陽が傾き夕刻の陽を車内に射しかけている。周りも赤く染め上げられていく。

 思えば天候に恵まれたいい旅だった。4日間まるまる雨に降られなかったのは幸運だった。

 ふと気づく。今年も良い旅が続けられますように、と道真公にお願いするのを忘れていた。

 それは担当外だ、と道真公はやはり苦笑するしかないのだろうが。

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 この4日間で341.2キロの未乗区間を走破し、九州地方7県に未乗路線は無くなった。

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コメント

JRはほとんど乗りつぶして、残すは私鉄だけなんですね?
私鉄ファン&路面ファンのワシにはことに楽しんで拝読させてもらってます。^^

投稿: けいそう | 2006年1月 5日 (木) 13時18分

>> けいそうさん
 そうですね。JRは完乗、私鉄は残りは22%程ですね。
> 私鉄ファン&路面ファンのワシにはことに楽しんで拝読させてもらってます。^^
 ありがとうございます~。時間がないので手抜きですが・・・。いずれは本サイトの方にちゃんとしたものを上げたいとは思います。

投稿: ove250 | 2006年1月 5日 (木) 23時01分

ええっと、激しく遅レスですが…。
あけましておめでとうございます。<だから遅い。

九州旅行記、楽しませていただきました。
つい最近福岡に行ったばかりですので、共感できる部分も多かったです。
七隈線のデザイン、革新的ですよね。僕が乗った時はバカップルが占領してて近づけなかったんですが、運転席(汗)。

それにしても、「猪木が二人」は名言かと。爆笑させていただきました。

投稿: tko.m | 2006年1月 6日 (金) 23時47分

>> tko.mさん
 あけましておめでとうございます!今年も宜しくお願いします。3月くらいにはまた関東に行くつもりにしてますので・・・。

> 九州旅行
 見事にネタがかぶったなぁと思っていたのですが(笑)。
 七隈線は本当に良かったですね。私は運転席を往復占拠してました。そう簡単に誰も近づけさせませんよ!(苦笑)

> 猪木
 2000系を見た時に何かに似てるなぁと考えていたのですが2列車並んだ時に閃きました(笑)。 
 

投稿: ove250 | 2006年1月 7日 (土) 00時29分

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