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2006年3月20日 (月)

【鉄旅】高松へ。

#とりあえず写真無しで。

 18きっぷの有効期間に入ってはや20日。ようやく1回目行ってきました。行く先は高松方面、琴平電鉄と四国ケーブルの2社の路線がターゲットとして出発しました。

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 花園→京都→姫路→岡山→児島の順に乗り換え琴平駅に降り立つ。この時点で11時前。5時間半を要しているが仕方がない。

 琴平電鉄は「ことでん」という愛称で親しまれている香川県のローカル私鉄で琴平・長尾・志度の3線を擁しジャスト60キロの営業をおこなっている。

 2001年にグループ会社の負債のために民事再生法の申し立てを行い一度は倒産し経営再建中だが新車(といっても譲渡車だけど)や中国・四国初のICカードシステムを導入するなど積極策に打って出て元気があると聞いている。

 路線は高松市を中心に放射状に3線が広がっているので高松に行ってしまうとロスが大きいので一番JRで入りやすい琴平にまず来たのだ。

 琴電琴平駅はJR琴平駅前から歩いてすぐのところにある。一度駅舎に入り一日フリー切符を購入する(1200円)。洒落にならないほど料金が高い(例:高松築港~琴平間で610円。つまり単純往復でも元が取れる)のでこれはありがたい。列車の出発まで20分ほどあるので以前行った近くのうどん屋さん(ちなみに「将八うどん」というお店)へ足を運ぶ。

 注文してやはりすぐに出てくる。大根おろしのかかったうどんの上にアツアツのちくわのてんぷらが乗っている。

 食べ方の説明、という話だったので「知っていますよ」というと「あら、以前来られたことありましたよね」と言われる。以前、といっても1年半ほど前のはず本当に覚えているとしたらたいしたものだが。また来ることがあればいくと思う。琴平から先の土讃線の列車に乗り継ぐとしたらここで必ずと言っていいほど待ち時間が発生するし。

 うどんを堪能して琴電琴平駅へ戻る。

 ホームにやってきたのは元京急700形の1200系。黄色一色に塗装されている。

 わずか数人の乗客を乗せて出発。出発直後に右へ右へとカーブしてJR土讃線の線路をアンダークロスして高松方面へひた走る。

 本家京急では加速力が他車に比べて鈍いということで昨年引退した車両だが地方私鉄ではパワーが有り余るぐらいで直線でノッチを投入するとあっというまに70キロに到達する。

 どんどん加速していき下り坂では80キロオーバーで突っ走る。

 ちょ、ちょっと、ここは京浜間ではないのですがっ!!

 京急スピリット恐るべし。まぁここでもJRと競合関係にはあるのですけれど。

 国道32号線と併走しており景色としては凡庸。時々見えるため池と独特のとんがった山々が高松近郊であることをアピールしている。

 羽間(はざま)、羽床(はゆか)と読みづらい駅が並ぶ。

 滝宮(たきのみや)駅には側線があり元京王5000系の1100系が留置されている。本当はあっちに乗りたかったのだけれど。上部アイボリー、下部マスタードイエローとわかりやすい色分けである。Bトレで作ってみようかななんてふと思う。

 車内の路線図を眺める。この先も難読駅が続いているようだ。挿頭丘?なんてよめばいいのだろうか。

 仏生山(ぶっしょうざん)駅には車庫がある。長尾線と琴平線の車両の面倒をまとめてみているようで結構な数の車両が留置されている。

 そして3線のジャンクションでありターミナル駅、瓦町駅に到着。ここは上にデパートがテナントとして入っている。ここだけイヤに近代的である。

 ここから高松築港駅まで長尾線と琴平線は線路を共有する。長尾線の列車が先行していったのでしばらく停車する。先行列車が次の片原町(かたはらまち)を出発した後にようやく信号が青になり進行する。

 片原町から先は急に線路が90度左に折れ玉藻公園の堀に沿うように走りシーサスクロッシングをわたり再び右に90度カーブ。その先が終点の高松築港駅。位置的にはJRの高松駅から歩いて5分ほどの位置になる。

 これで琴平線を完乗。次は長尾線にとりかかる。とはいえ急く必要もないので一度駅を出てちょっと休憩。

 一本見送ってから次の列車に乗り込む。車両はいやに細いし小さい車両である。600系といい名古屋市地下鉄で使用されていた車両だそうだ。

 瓦町から左に分岐し今度は東を目指す。琴平線は比較的直線が多く結構飛ばしていたのだがこちらはきつめのカーブも多く速度ものんびりしている。 

 瓦町の次の駅が花園駅。もうひとつの花園駅である(あとは「原生花園」駅とかはあるけれど)。住宅地の真ん中のこれと言ったことのない駅であるという点では地元の花園駅と共通である。

 水田という駅の前後では高架工事が行われている。この線形改良工事が完了すれば18m級の車両が長尾線にも入れるようになるそうだ。もっともそのために旧型の車両が駆逐されるのだが・・・。

 高松道を潜り、更に東へ。最初は高松市内のごちゃごちゃした市街地を走っていたのが幾分か景色がのんびりしてきた。構えのしっかりした旧家なども見えてくる。

 公文明(くもんみょう)という変わった駅の次が終点の長尾駅。1面1線(側線1)のシンプルな駅である。ただちゃんと駅員がいる。

 これで長尾線を走破し残るは志度線とその沿線の四国ケーブルになる。

 時刻表を見ると長尾駅と琴電志度駅はまったく関係ないところにあるように見える。普通に考えると瓦町に引き返すところだが地図を見ていると距離はあるもののほぼ南北に6キロの位置にあるようだ。これなら何とか直接いけるのではないか。

 事前の調べで3つの方法が取れるようだ。

  • さぬき市のコミュニティバス
  • タクシー
  • JR造田駅まで歩く

 コミュニティバスが一番堅実ではある。ほぼ2つの駅を直接結ぶ上に料金も安い。ただし本数がない。1日3往復で次のバスは到着から1時間近くある。

 タクシーが最も早いと思われるがさすがに6キロも走らせると結構な金額になる可能性が高そうだ。

 JR造田駅は地図上で見る限りおおよそ2キロほど離れているようだ。問題は余り数のない高徳線の普通列車がタイミングよく来るかどうかである。来てさえしまえばわずか数分で志度駅まで到達できる。

 なんと37分後にタイミングよく来る列車があるではないか!2キロを37分。迷わなければ何とか間に合う時間である。このルートを取ることを決定している。

 地図を見ながら歩き出す。歩けども歩けどもなんかぜんぜん進んでいないような気もする。途中で時間が足りなくなってきて冷や汗をかきながら走るもののさほど時間短縮に役に立つわけでもない。

 半分泣きそうになりながら必死に歩き続けようやく造田駅に到着。時計を見るとジャスト30分。もし同じことをしようと考えるなら40分強は見ておいたほうがいいかも。

 造田駅のホームにへたり込んで数分、1000形の単行列車がホームに滑り込んできた。

 息を整える間もなく志度駅に到着。琴電志度駅は道路を挟んでちょっといったところにある。嫌がらせかJRの列車の到着後2分で列車が行ってしまうので次の列車を待つことになる。

 ホームで20分も待つのは芸がないので少し歩いて志度湾を見に行く。歩いて5分ほどである。さぬき市役所の横が海になっている。左右を山に抱かれたような感じの入り江だが風がきついためか結構波が高い。すぐ引き返しやってきた志度線の列車に乗り込む。

 こちらも先程の長尾線と同じく600系。ただしラインカラーが異なるため下半分がサーモンピンク(長尾線はエメラルドグリーン)となっている。二駅目の原駅を出るとRのきついカーブを抜けるとぱっと志度湾が視界いっぱいに広がる。さらに八栗山の山容もあいまってなかなかいい景色である。真夏の好天時ならいい写真が撮れるかもしれないなぁ。

 塩屋駅で志度湾から離れ八栗新道駅はJRの讃岐牟礼駅と道路を挟んで向かいにある。競合関係だが乗り継ぎは意外と便利になっている。

 そして八栗駅で下車。ここから四国ケーブル(通称八栗ケーブル)を目指す。

 四国八十八箇所の八栗寺への参拝のために設置されたケーブル路線で困ったことに駅からケーブルの八栗登山口駅がずいぶんと離れている。距離はわずか1.5キロなのだが急坂の上と言うことなのでここは素直にタクシーを利用する。駅の間近にタクシー会社があるそうなのだが・・・。

 駅改札を出て左に進み大きな通りがあるのでそれを進んでいく。

 ・・・・?

 タクシー会社の影も形も、ケーブルの案内も何もない。おかしいと思って道行くおばさんに聞いてみるとぜんぜん違う方向に進んでいることが判明。ぐぁ。道を教えてもらいあわててそちらへ向かう。

 結局タクシー会社は駅の真横にありました(涙)。

 一度タクシーに乗ってしまえば速くてわずか5分そこそこ、料金も1メーター+αの640円で済む。実際事前の情報どおりかなりの急坂でありこれを歩いて登るのは無謀とは言わないものの相当な時間が必要だとは思われる。

 15分に1度の運転のケーブルの出発時刻が近づいているので大慌てで駅舎に飛び込み往復券を買う。ホームに出ると昭和30年代のアメ車を彷彿とさせるなんともすごい車両が待ち受けていている。

 なんともグラマラスと言うか車内から先頭部を見るとエロティシズムすら感じさせるデザインである。車内の表示を見ると昭和39年製日立製作所製となっている。納得である。

 ケーブルカー自体は勾配もさほどきつくなくわずか4分ほどで終了。余り時間もないのでこのまま折り返すのだが10分はある。肝心の八栗寺まで到達できないかどうかとりあえず走ってみる・・・が無理。片道5分で到底到達できる距離ではない。
 泣く泣く引き返して次のケーブルカーで引き返す。

 さてここから八栗駅までは・・・走る!!距離自体はしれている。下り道ならコケさせしなければ何とかなる。靴の紐をきつめに締めなおして荷物を普段は使わないウェストベルトを使ってきちっと体に固定して走り出す。
 何もしなくても重力に引かれて足が勝手に動くので楽である(笑)。きつくなってきたら少しブレーキをかけて減速して走りながら息を整えてまた勢いをつけて走る走る。

 結局八栗駅までわずか14分で到達!次の列車まで26分あったのに余裕で到達。ははは、良かった良かった。

 少し駅舎で休憩してからやってきた瓦町行きの列車に乗り込む。幾度も川を渡り西へ向かう列車。こうやって見ると水気は多く毎年のように渇水で悩んでいると言うのが嘘のような気もするが水源と言うのはまた別の問題なのだろう。

 今橋駅の車庫を眺め、終着瓦町駅に到着。これで香川県の鉄道完乗である。ちなみに志度線の線路は他の2線とは繋がっておらずホームの位置も異なる。名鉄岐阜駅の名古屋本線と各務原線ホームの関係と同じである(あちらはずいぶんはなれて入るが最終的に繋がってはいるけれど)。
 階段を上りウォーキングベルトを歩き再び琴平・長尾線ホームに降り、高松築港へ。

 再び高松築港駅に降り立ち今度はJR高松駅へ。ホームの端の立ち食いうどんで2食連続のうどんを食してからマリンライナーに乗り込む。

 瀬戸大橋にさしかかると切れた雲の合間から太陽が差し込み瀬戸内海を銀色に染め上げていった。

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