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2006年5月28日 (日)

【鉄旅】鞍馬の山に魔王を詣でる

 昨日乗り潰しの記録整理をしているとある事に気がついた。

 自分では叡山電鉄線を全線乗っているつもりだったのだが良く考えてみると、

 「京福電鉄の叡山本線と鞍馬線は確かに乗っているが叡山電鉄の叡山本線と鞍馬線は完乗していない!」のだ。

 この辺は人それぞれ乗り潰しルールの違いがあるので一概には言えないが少なくとも私は「表面的にカンバンが変わったらやり直し」なのだ。

 とんでもなく近くに未乗路線が突如発生しまったのだ。

 昨年11月に八瀬比叡山口~宝ヶ池~八幡前はのっているが残りの区間は乗りなおさないといけない。学生時代にクラブで鞍馬に行った記憶はあるのだがいつだったのかはっきりしないのでやはり乗り直すべきだろう。ついでに鞍馬山鋼索鉄道は乗ったのが1978年8月23日、なんと5才の時だ(笑)。これもついでに乗り直してくるとする。

 ちょうどお昼くらいに家を出る。時間はかかるが所詮は同じ京都市内、これでいいだろう。目を三角にしていくようなところではない(笑)。

 バスで30分、出町柳駅に着く。よく前を通っているが叡山線に乗る目的で来るのは少なくとも10何年ぶりの事である。

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 やってくるのはデオ900形901F「きらら」。
 叡山電鉄のスター的存在で2編成が存在する。これは第1編成。

 実は同じ京都市内に住んでいても1998年の導入以来見たこともない。だいたい叡山線の踏切で列車に引っかかった記憶がない(笑)。

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 車内はこんな感じで風景が良く見えるように一部のシートが横向きに配置されている。全身是ガラスといった感じで大きく窓が開けているので非常に視界が良い。

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 よく車でなら通る風景も車窓から眺めると新鮮である。

 比叡山方面へ分岐する宝ヶ池駅を過ぎ我が母校のある山の裏手を走る。

 二軒茶屋駅からは単線になる。市原駅の辺りはわずかな谷間に住宅が密集している。市原といえばずいぶん山奥まで来たような気もするがこの辺りを過ぎて二の瀬の辺りからは住宅も少なくなってきて緑のトンネルの中を走っていく。

 貴船口を越して間もなく鞍馬駅に到着。ちょうど30分のショートトリップである。

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 駅にはかつて走っていたデナ21形の21号のカットモデルが展示されている。初めて乗った30年近く前にはこいつがまだ主役で600形が最新型として紹介されていた記憶がある。

 鞍馬寺に向かう。

 鞍馬寺鋼索鉄道は日本で唯一「宗教法人が運営する鉄道事業者」であり、寺内の参拝の便を図るために設置されているものである。

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 なので「駅」もこのような建物になったりするわけで。

 で。もう一つ「日本で唯一」があって、それは「鉄道事業者が運営する路線としては唯一運賃が無料」であること。

 ただし寺内の施設の維持協力費、という名目でお布施が必要となっておりまして。

 でもまぁ100円ですけどね。さすがに「運賃」となると宗教法人といえど課税対象になってしまうのでそういう事になっているようで。ちなみに入山費もたった200円。市内の有名所がだいたい500円前後からが相場となっていることを考えると実に良心的な設定をされているなぁと思ったりして。

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 車両もちょっと変わっていて前回の車体更新時に「ゴムタイヤ式」に変更されています。更に良くあるケーブルカーとは違って車体は一つなので当然交換施設もないわけで。

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 多宝塔駅へまっすぐ伸びる軌道がなんとも不思議。

 で、車体が一つでどうやってバランスをとるんだという話になりますが軌道間に溝がありその中に車体と同重量の錘が行き来する仕組みになっている。

 ちなみに車体は小さく定員は良く詰め込んで20人弱程度と思われ鞍馬の火祭り等のトップシーズンになるとピストン運転をしてもまったく追いつかないとか。

 ちょうど出発直前だったので乗り込むとすぐに動き出す。

 まっすぐ上っていく車両の下を上から降りてきた錘が潜りぬけていく。

 2分弱で多宝塔駅に到着。たったの2分が足で登ると30分はかかるそうだが。

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 で。これが多宝塔駅。とても駅にはみえないけれど階段を降りるとちゃんと駅なわけで。

 せっかくだから本殿までは行ってみるとする。

 えっちらおっちらと階段を登り10分ほどで本殿まで到達。

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 お参りをしてさて帰ろうと思ったがふとおいてあった説明書を読んでみると・・・。

(うまく説明しかねるのできちんとまとめてあるWikipediaの「鞍馬寺」の項より転載するが)

 「鞍馬寺本殿金堂の本尊は「尊天」である。堂内には中央に毘沙門天、向かって右に千手観世音、左には護法魔王尊が安置され、これらを合わせて「尊天」と称している。

寺の説明によると、「魔王尊」とは、650万年前(「650年」の間違いではない)、金星から地球に降り立ったもので、その体は通常の人間とは異なる元素から成り、その年齢は16歳のまま、年をとることのない永遠の存在であるという。また、毘沙門天・千手観世音・魔王尊はそれぞれが「太陽・月・地球」および「光・愛・力」を象徴するという。本殿金堂の毘沙門天・千手観世音・魔王尊はいずれも秘仏であるが、秘仏厨子の前に「お前立ち」と称する代わりの像が安置されている。お前立ちの魔王尊像は、背中に羽根をもち、長いひげをたくわえた仙人のような姿で、光背は木の葉でできている。多宝塔に安置の魔王尊像も同じような姿をしている。」

 ・・・という旨のことが書いてある。

 650万年前!?金星から!?

 毘沙門天も魔王(=鞍馬天狗)も金星から来たエイリアン様って事ですか!?

 俄然面白くなってきた!!山の奥には「魔王殿」もあるという。よーし、そこまでは行っちゃおうじゃないですか!!

 当初の目的なんかさておいてなぜか元気になって貴船方面への山道を登りだす。これまたきっつい山道で先日の西表島の方がマシだったかもしれない。

 肩で息をしながら歩き続け途中で膝がガクガクになり止ると足がプルプルと震えている(笑)。日頃の運動不足・・・というレベルでもないぞ、こりゃ。

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 歩くこと30分、ようやくたどり着いた魔王殿は予想よりも遥かに小さな建物だった(涙)。

 そしてお賽銭を入れて手を合わせると再び鞍馬駅を目指して歩き出した。

 これで今度こそ京都府下の完乗を果たした。

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 今日(28日)は兵庫の摩耶ケーブルと奈良の近鉄けいはんな線の2本に乗ってくる予定です。

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