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2006年6月11日 (日)

【鉄旅】滋賀県完乗へ

 鉄分不足で体調不良になってきましたので乗り潰しに行ってきました。

 予算の関係で(笑)滋賀県の信楽高原鐵道と近江鉄道です。

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 草津線の普通列車で貴生川駅で降りる。

 この駅に降りるのは19年ぶり、である。通過ならいくらでもあるのだが。

 まずは信楽高原鐵道で信楽に向かうのだがまず近江鉄道の改札口へ向かい「びわこ京阪奈線フリーきっぷ」を購入する。土日限り発売で近江鉄道と信楽高原鐵道の全線乗り放題でたったの1000円。

 安い、安すぎる!!

 これは常軌を逸した安さと言っても過言ではない。

 だって貴生川~信楽間の往復で900円。あと一駅近江鉄道に乗っただけで元が取れる。
 更に言うと近江鉄道は過去「日本でもっとも割高な私鉄」といわれていた時期もあったくらい運賃が高い。たとえば貴生川~米原間で970円もする(それでもJRよりかは安いが距離がずいぶん違う)。

 今日は特に両鉄道の全線に乗車する。普通に乗れば3260円にもなるからもう元を取ったどころの話ではないわけで。

 閑話休題。
 再度JRのホームへ入る。信楽線ホームはJRのホームとくっついている。第3セクター化された鉄道路線というのはJRのホームと分離され改札も別、というところが多いのだがここでは仲良く共存している。

 信楽線ホームの端にそっぽを向いた信号機が立っている。

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 もちろんかつてはこの信号はちゃんと稼動していた。

 だが「あの事件」以来この路線はこの信号を必要としなくなったのだ。

 しばらく待つと列車がやってきた。意外な事にレールバスタイプの2両編成。

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 側面には狸をあしらったイラストと「SKR」の文字。かつては白一色のボディーに鮮やかな花をかたどった大きなパターンが描かれていたのだが。

 2両編成は多すぎるのではないかと思ったがJR草津線の列車が到着すると結構な数の乗客が乗り込んできた。確かにこれは1両では苦しい乗客数で、意外に健闘しているようである。

 時間が来て出発する。間もなく右にカーブし勾配を登っていく。かなりきつい勾配でどんどん街が小さくなっていく。鬱蒼とした森の中を右へ左へとカーブしながら走る。

 そして視界が開け信号場が姿を見せる。これが小野谷信号場。

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 ここにもそっぽを向いた信号機が立っている。

 1991年5月14日。

 その日以来この信号機は動作していない。

 この日、信楽で開催されていた「世界陶芸祭」への輸送のためのJR西日本から乗り入れていた臨時快速列車と信楽から発車した普通列車がこの先で正面衝突した。

 死者42名、614名が重軽傷を負う大事故だった。

 それを契機に信号機を使う特殊閉塞式は廃され、原始的だが確実なスタフ閉塞に逆戻りした。そしてこの信号場は休止となり線内での列車の交換はされることは無くなった。

 列車はその現場を通過していく。周辺のカーブには最近設置したと思しき真新しいATS-SWの地上子が見える。昨年の事故を契機に一定以上のカーブにはATSの設置が義務付けられたのでその為だろう。

 決して資金面で潤沢といえない第3セクター鉄道にとって衝突事故もこの投資も痛いところだろうがそれでも存続してお客さんを運んでいるというのは大したものだと思う。

 出発から15分ほどしてようやく1つ目の駅、紫香楽宮跡駅に到着、そこからは立て続けに駅に停車して終点信楽駅に到着。前回ここに来たのはまだ国鉄信楽線だった1987年3月24日。側線には真新しいレールバスが留置されておりブルーシートが被せてあった記憶が残っている。

 その反対側のホームでは信楽といえばコレ!なタヌキの大集団が出迎えてくれる。

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 わずか6分で折り返す。さすがにこの次の列車が1時間後ではこうするしかない。

 再び貴生川駅へ戻る。それでは今度こそ近江鉄道線へ。近江鉄道線も乗車は1983年以来だから23年ぶりになる。事実上の初乗車といっても差し支えは無い。

 車両は800系、西武の401系の譲渡車である。近江鉄道は西武グループの一員である。

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 まぁ前面に手を加えられているのでずいぶんとイメージが異なるが側面を見るとすぐにそれとわかる。

 面白いのがブレーキレバー。

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 見てもらえばわかるがマスコンはごく常識的なスタイルをしているのにブレーキレバーだけが左右にスライドさせるような形になっている。もともとこうだったのか改造でこうしたのかはよくわからないが。

 とりあえず出発。

 風景は滋賀県そのもの(笑)。近江鉄道に乗っていないだけで車でなら通る場所であるので目新しさは無い。ただ駅舎は古いものが良く残っている。

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 これは日野駅。主要駅ですらこれである。物持ちがいいという事にしておこう(笑)。

 八日市駅で近江八幡行へ乗り換える。ギャラリートレインということで地元小学生の絵が張り出されている。

 近江八幡手前で新幹線の線路をアンダークロスし近江八幡駅に到着。

 JRの近江八幡駅を見ると臨時列車と思しき客車列車が進入してくる。

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 DD51形ディーゼル機関車に14系客車のシュプール車の組み合わせである。乗客が乗っていないところを見ると回送中なのだと思われる。DD51牽引の客車列車なんて昨今そうそう見れるものでもない。眼福である。

 近江八幡から八日市に戻る。ここで次の列車まで56分の待ち時間がある。
 いくら近江八幡から彦根・米原方面の旅客がない(JRの方が圧倒的に速い)とはいえあんまりな仕打ちである。
 駅近くのショッピングセンターの中のマクドで昼食にしてそれからしばらく散歩して時間を潰す。

 米原行の普通列車に乗り込み次は高宮駅へ。五箇荘駅の手前で東海道新幹線とクロスしてその後はしばらくずっと東海道新幹線の足元を走り続ける。今まで全く気がつかなかった・・・。

 高宮駅で乗り換え。ここからたったの一駅だが多賀大社前まで支線が出ている。
 待ち受ける車両は単行の220系車両。スタイルは800系と似ているがちょっと違う。

 ホームの側線には西武401系が留置されている。

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 この姿なら東京で見かけた人も多いだろう。この編成はおそらくパーツ取りに利用されているのだろうと思われる。サビの浮かんだ車体が痛々しい。

 わずか数人の乗客を乗せて出発。初詣のときなどはフル稼働するのだろうが普段はこんなものだろう。

 「ぐぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおーーーーーーーーーー!!!!」

 きったーっ!!!吊り掛けモーターだーーーっ!!!

 車体は新しいが足回りは旧型車の流用らしくもんのすごくウルサイ。

 いや、いいよね、旧型車(笑)。

 たった5分で終点、多賀大社前に到着。駅前には大きな鳥居が立っている。

 当然、参拝せず。

 次の米原直行の普通列車に乗る。

 車両は同じく220系。

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 やはり数人だけの乗客を乗せて出発。

 「ぐぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおお・・・・・」

 きたきたーっ!!!

 「きぃぃぃぃぃぃぃきんきんきんきんかきんきん・・・・!!」

 ちょ、ちょっと待てぃ!!

 あきらかにこの車両、おかしな音がしてますがっ!!!

 http://t-station.sytes.net/blog/061101.MPG(MPEGムービー、65MBあります、覚悟の上再生してください)

 幸いにして爆発するようなことも無く、さりとて異音が収まるわけでもないまま列車は北上、彦根駅に到着。

 ここに近江鉄道の彦根工場がある。単なる整備だけでなく車両の改造なども手がける地方鉄道としては異例の工場である。

0611010b

 物持ちがいい近江鉄道、既に解体してもいいレールバスやら電気機関車やら律儀に置いてるわけで。電気機関車はかなり貴重品。

 数分彦根に停車してから米原へ。いつもと違う方向から入る米原駅はちょっとだけ新鮮だった。

 これで滋賀県の鉄道は完乗になった。

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