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2006年8月15日 (火)

【鉄旅】長野から茨城へ

 2日目。5時15分起床。ちゃんと目覚ましがなれば寝過ごす事はない、はず(笑)。

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 ホテルをチェックアウトして駅へ。ふと見ると真田六文銭をあしらった軍旗をモチーフにしたモニュメントが駅前に立っている。そういや上田といえば真田氏の本拠地でしたな。

 駅から始発の軽井沢行に乗車する。115系の3両編成、よく見ると昨日乗車したのと同じ編成だった。

 信越本線時代のままの堂々たる複線をかっとばし軽井沢に到着。これにてしなの鉄道完乗。

 軽井沢は何度も来ているが車やバイクだったり団体旅行だったり長野新幹線で通過だったり、とにかく「降りた」ことが全くない駅である。
 駅前のバスターミナルのちょっと外れたところに横川行のバス停があり、ちょうどバスがやってきた所だった。

 JRバス関東の路線で信越本線の代替バスという扱いになっており横川までノンストップということである。片道500円の運賃は前払いだった。
 始発バスだが乗客は意外なほど多く、10人程度は乗ってきた。往復券を買い求める乗客も多かったのも意外だった。

 軽井沢の町を走り国道18号碓氷バイパスを登って行く。気持ちよさそうに走っている単車のグループと行き違う。あー、この峠なんかたまらんだろうなぁ・・・。

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 視界が悪くろくすっぽ何も見えないままいつのまにか峠を越え下り道になる。下りの方がよっぽど長くてカーブに差し掛かるたびに振り回される。

 いい加減気持ち悪くなってきたころに左手にEF58やEF30という往年の名機たちの姿が見えてくる。ここが碓氷鉄道文化むらでEF63の体験運転ができることで有名な場所である。
 まもなく横川駅横のロータリーに到着する。以前に来たときは午後9時を過ぎていた(笑)ために周りの様子は全くわからなかったのでその辺をちょっと見て回る。

 しばらくして横川駅で18きっぷに日付を入れてもらう。ホームに入るとぶった切られた線路が痛々しい。観光鉄道として碓氷峠の全線で列車を運行する計画がすすんでいるというがいずれにせよここから連続していけるのではないわけで・・・。
 しかしこの駅、多分だが終着駅になってからの方が乗降客が増えたんだろうなぁ・・・。以前はホームに降り立つ乗客は多かったが駅で乗降する乗客はほとんどいなかったという話なので。

 やってきた列車で横川→高崎→伊勢崎と移動。ここからこのあたりに残った東武鉄道の未場路線を一気に潰しにかかるとする。

 JRのホームの端に東武のホームがくっついている。改札無なのでそのままいけるが一応一度改札を出て東武のきっぷを購入しておく。
 基本的に駅舎はJRの管轄のようでJRの自動券売機で東武のきっぷが買えるというようになっている。実際に買ってみるとJRの台紙に東武のきっぷが印刷されて出てきた。

 再びホームに入り駅そばをすすってから東武線ホームに停車中の850系に乗車する。昨年より登場した形式で8000系をぶった切って改造したもので8000系列初の3両編成となっている。850系は先頭車にダブルパンタが搭載された形になっている。余計なものがごちゃごちゃと前面に張り付いているがこれがなかなか格好良い。

 しかし「伊勢崎線」という割にはこの伊勢崎周辺の部分は事実上系統分離されてしまっているし「名が体を表さない」という奇妙な状態になっている。実際伊勢崎線ユーザーの95%以上はここまで来た事はないのではないだろうか。
 ま、いいや。とりあえずどこまで行ってもひたすらだだっ広い田んぼの中に住宅地が広がっている風景がひたすら続いている。ぶっちゃけ今日は半日以上風景に変化がなくて泣きそうだった。つーことでもう風景に関する描写を抜きにして話を進めさせていただきます(笑)。

 太田に向かう。3両編成というのは実に絶妙な選択で混みすぎず、空きすぎず、ちょうど良い。太田で小泉線の列車に乗り換える。東小泉までの2駅のみの支線だがこの列車は赤城から直通の列車である。ただし扉が開いた途端にほとんど全ての乗客が降りてしまったが・・・。
 出発時間が来たのだが出発しない。太田終着の列車が遅れているのでそれを待つという話である。東小泉での乗り換え時間はわずか1分しかないのだが・・・、まぁまさかこちらでの接続をとって、次の乗り換えをとらないという事はないはずだから安心はしているが。

 そして5分後ようやく到着した列車からの乗り換え客は・・・ゼロだった(泣)。いや、予想はついていたけどさ。

 たった3人の乗客を乗せて列車は出発。2駅で終着の東小泉駅に到着、隣のホームに止まっている8000系に慌てて乗り換える。列車はすぐに出発した。

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 また2駅で終着の西小泉駅に到着。貨物輸送を行っていた残滓か、構内は広い。駅舎もただのローカル線の終着駅というにはどっしりとした幅の広い駅舎である。
 
 折り返し館林へ向かう。無事に館林に到着したが妙にホームが混みあっている。首をひねりながら佐野線ホームへ向かう。

 なにやら伊勢崎線系統が混乱をきたしているらしく列車が遅れているようだ。アナウンスを聞いているとなんでもメトロ線内でなにやらあったらしくダイヤが混乱しているらしい。
 佐野線の列車は予定通りやってきたので乗車したのだがやはり下り特急待ちという事で15分ほど遅れるらしい。うわ。

 いろいろ調べてみるとどうやら首都圏で大きな停電が起こったらしい事がわかった。落雷でも起こったんだろうかと思ったらクレーン船が送電線に接触したという人災だったらしい。あー・・・。

 こちらは折り返し30分以上あるので帰ってくるまでは大丈夫だとは思うけれどその後がどうなるやら・・・。

 とりあえず行ってしまうしかないだろう。佐野でJR線と接続して更に北へ。このあたりまで来ると山が迫ってきて若干雰囲気が変わってくる。田沼駅では古風な倉庫なども見受けられる。

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 終着葛生駅にはびっくりするほど何もない。ここで食料を調達するつもりだったのだが・・・。折り返し時間が15分に短縮された中でようやくコンビニを発見しおにぎりだけを確保して出発直前に駅にかけ戻る。汗だくになりながらとりあえずおにぎりをほおばる。

 館林に戻ると・・・、なんとダイヤが正常に回復していた。助かった・・・。

 久喜行の普通列車に乗る。羽生から東武動物公園の間が北部に残された最後の未乗区間となる。
 途中鷲宮(わしのみや)駅を通る。ずーっとなぜか鷺(さぎ)宮だとばっかり思っていた(笑)。

 しかし東武の車内の英語の案内表示は異常に簡潔で笑える。「次は○○です」は「Next ○○」だし「まもなく○○です」は「Soon ○○」となる。JR東海の表示だと「We will take a brief stop at ○○」などとなるのだが。もしかしたらROMの容量を使わないようにするためかもしれないけれど。

 久喜で中央林間行の急行に乗り換える。車両は東京メトロの8000系の第1編成(8101Fでいいのかな?)。
 東武動物公園にはあっという間に到着。ここで次の目的地、勝田へ移動するために北上する。この駅のホームの案内は大型の液晶パネルを2枚組み合わせたもので左側に到着する列車が順に4列車表示され、右側には次に来る列車の停車駅情報、乗り換え情報などが詳細に表示されている。ややくどいかもしれないがこれは非常に見やすくてよい。

 次にやってきた南栗橋行はまたしてもメトロ8000系。南栗橋手前の幸手(さって)でほとんどの乗客が降りてしまう。
 南栗橋駅は多くの列車が折り返す駅だがこれは車庫が設置されているためであって周辺にはこれといって何もない駅だった。反対側の線路には東武50050系が停車中。撮影をしたいところだが乗り継ぎの新栃木行きはわずか2分で出発する。手早くワンカットだけ撮って乗り込む。今度は30000系の基本6連。30000系はメトロ・東急乗り入れから撤退するという話だからそうなるとこういう細かい仕事をすることになるのだろう。6+4という構成が良かったのか悪かったのかよくわからないところである。

 やはりあっという間に栗橋駅に到着。葛生→館林→久喜→東武動物公園→南栗橋→栗橋と短区間で4回も乗り換えたがこれはある意味仕方がない。佐野でJRに乗り換えるのが普通なのであって乗りつぶしがなければ当然私もそうしたとは思う。
 わずか20日ぶりで栗橋駅に降り立つ。まぁ、先日は駅に下りる事はできていないが。乗り換えにあまり時間的余裕がないが東武・JRの渡り線の様子を撮影しておく。

 JRのホームに降りるとにわか雨が降り出す。大粒の雨がホームの屋根を叩く。
 やってきた小金井行に乗り小山へ向かいそこから水戸線で友部へ。そして常磐線の高萩行に乗り込む。やってきたのは415系の1500番代を先頭にした11両編成。先頭の1500番代の車両に乗り込もうとすると行先が「勝田」になっているがどうやらそこで切り離しをするようだ。
 しかしこの列車はわずか数駅先の勝田までいくのに異様に時間がかかる。おかしいと思って時刻表を見直してみると水戸駅で17分停車をするようだ。

 これはかえって好都合。水戸駅に着いたと同時に列車を降り食料を調達に行く。パンを買い、ちょうどやってくるスーパーひたちを撮影するために反対側のホームに降りる。
 スーパーひたちを撮影してから乗ってきた列車を良く見ると天井のベンチレーターが丸型である。を?

 再び反対側のホームに回ると案の定絶滅寸前の403系だった。前面の下に張り付く3枚のアンチクライマーが風格あるヒゲの様にも見える。せっかくなので一駅だがこちらに乗り換える。

 ようやく勝田に到着。時間は16時すぎ、少し日が傾いてきた。

 今日最後の目的の茨城交通湊線に乗り換える。

 ホームはJRとの通しで1番線の番号をもらっている。改札で「往復券あります」と書いてあるので「阿字ヶ浦まで往復」というと「1000円です」といわれたのでイヤに安いと思ったら(本来片道570円)夏季限定の1日フリーきっぷ「湊線1日サマーキップ」が出てきた。予想していなかったのでちょっと得をした気分である。

 車両はキハ120タイプの「キハ37100形」。「みなと」にかけてあるのだろう。ここの名物は旧型のキハ22形なのだが残念ながら乗れそうにない。車内はキハ120そのものでロングシートのトイレなしだった。

 出発するとこまめに停車して行く。あっというまに勝田の町を離れて田園地帯に風景が変わる。

 中間駅の那珂湊駅に到着する。ここは勝田以外の唯一の常駐有人駅で機関区もある。いるいるキハ22が!!

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 茨城交通オリジナルカラーの車両と国鉄の標準色(朱色/アイボリー)・旧標準色(紺色/アイボリー)・準急色(アイボリーに朱色帯)を身にまとった車両がたむろしている。さらに津軽鉄道にいたのと同じような小型のディーゼル機関車まで止まっている。クラシカルなボロ駅舎とあいまってまるで昭和30年代にタイムスリップしたような感じである。
 ここで対向列車と交換して出発。進路を北にとり直線主体の線路を走っていく。意外なことに海のそばを走っている割にはほとんどといっていいほど海が見えない。

 磯崎駅をすぎ終点の阿字ヶ浦駅に到着する。

 ホームに降り立つ。

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 そこはまるで時間が止まっているような空間だった。

 幅の広い、軽く8両は止まれるような長いホーム。

 いつからそのままなのか、ほとんど手入れのされている感じの駅舎。

 側線には茶色とアイボリーのキハ22が留置されている。

 柵があるができるだけ近づいてみると側面には「羽幌炭鉱鉄道」の文字が刻まれている。

 確か、国鉄羽幌線と接続していた炭鉱鉄道だったと思うがずいぶん前(補足:1970年)に廃止になっているはずである。

 よく見るとエンジン等は撤去され車体は朽ち果てようとしている。

 北海道に生まれ、茨城にやってきてこんなところで骸をさらす羽目になるとは思っていなかったことだろう。

 夕陽を浴びてホームも車体も駅舎も、全てがオレンジに染め上げられている。

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 少し物悲しい雰囲気が漂う駅だったが何となく気に入った。

 それにここまで海に近づきながら海を見ないで帰るのは何となく納得がいかないような気もする。

 列車を一本見送ることにして海岸へと続く坂道を降りていった。

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コメント

関東へいらしてたんですね〜!
私の地元にまで…。お会い出来ず残念です。

停電のあった15日…というか今週も普段通り仕事で出ておりました。
空いているのを理由に普段使わない埼京線を使ったのですが、
りんかい線の停電の影響を受けて会社に遅刻しそうになりましたよ。

投稿: こまっち | 2006年8月16日 (水) 01時47分

>> こまっちさん
> 私の地元にまで…。お会い出来ず残念です。
 もう少しタイムスケジュールに余裕があれば連絡させていただいたんですがさすがに久喜乗り換え1分でしたので(笑)。
 停電の件は大変でしたね。埼京線はgdgdになっていたらしいのは聞いたいましたが直撃とはついていないですね・・・。

投稿: ove250 | 2006年8月17日 (木) 22時32分

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