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2006年9月 6日 (水)

【鉄旅】わかやま電鉄×ドーンデザイン研究所=?

 3日にあの不幸な事件で余ってしまった18きっぷの最後の1日分を使って和歌山へ行ってきました。ターゲットは今年4月に南海貴志川線から岡山電気軌道系の新会社に転換されたわかやま電鉄(正確には「和歌山電鐵」)貴志川線。

 途中大阪であちこち寄り道をしてからだったので和歌山に着いたのは午後3時になっていましたが・・・。

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 221系の快速列車に乗り和歌山駅に降り立つ。

 「南海」貴志川線に乗ったのは昨年の8月7日、13ヶ月前となる。意識したわけではないが同じ夏である。

 何度も通ったことのある地下道を歩き貴志川線ホームへ通じる階段へ近づく。

 視線を向けるとおばあさんが階段を登ろうと足を踏み出した途端にバランスを崩す。

 あっ、と思ったときには遅かった。おばあさんは仰向けに頭から地下道に倒れる。

 慌てて駆け寄り声を掛ける。幸いにして怪我は無かったようだ。問いかけにもちゃんと答えがある。ほっとしてとりあえず手を差し出して起き上がってもらう。

 さすがに二度目は無いだろうが心配なので手をとって一緒に階段をあがる。

 自分が駆け登れば多分5秒とかから無いであろうその階段がとてつもなく遠く感じる。このおばあさんは鉄道を利用したくてもこんなに大変な思いをしないと乗ることすらできないのだ。

 歴史的な経緯であろうが貴志川線のホームは外部へ直接出入りできる改札口がない。そのため一度JRの改札から入り階段を下りて再び階段を登らないと乗ることが出来ない。しかも細い階段が1つしかなく無論エレベーターなど装備されているわけも無い。
 これでは階段を上り下りするのに一苦労する年配の人たちがすすんで利用できるわけが無いではないか!
 理解していたつもりだった「バリアフリー」という事に関してその意味に全く気がついていなかったことを痛感させられる出来事だった。
 公式サイトによると和歌山駅東口から直接ホームに出入りできるルートを作れるように折衝中とのことだったが是非早く実現させてもらいたいものである。

 そうしてホームに上がるとそこに待ち受けていたのは最近ロールアウトしたばかりの「いちご電車」2271Fだった。

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 イラストで一応見てはいたが直接乗れるとは考えてなかった。

 どうやら出発間際のようだ。手早く何枚か写真を撮って乗り込む。

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▲ 車内写真(いずれも貴志駅にて撮影)

 乗り込んだ瞬間に気がつく。

 この雰囲気は・・・ヤツらだ。

 間違いない。これはドーンが一枚噛んでる。

 大体外装もそうじゃないか。単色のボディに過剰なまでのレタリング。

 内装も木目調に統一されているしブラインドはすだれになっている。

 先述したとおりわかやま電鉄は岡山電気軌道下の子会社。その岡山電気軌道のデザイン顧問になっているのがあのJR九州のデザインも担当する水戸岡鋭治氏。その水戸岡氏率いる「ドーンデザイン研究所」がこんな所まで担当しているとは・・・。

 しっかしシートのいちご柄が何とも可笑しいな、これは。

 列車は動き出す。日曜日の夕方近くだが乗客は意外なほど多い。立っている客はいないが席はほとんど埋まっている。ムリに座るのもなんだから運転台後ろに立って行く。

 路線は当然だが一年前と変わっていない。ただ雑草の中に2筋の鉄条だけがきらきらと光っている。人員削減の影響か、手入れはそこまで行き届いていないようだ。

 本社・車庫のある伊太祁曽駅に到着。昨年は有人駅だったが今は無人駅扱いになっている。ただし人は出てきているので集改札業務をしない、ということだろう。

 終点の貴志に到着。ここまでもが無人駅となってしまっている。つまり有人駅は和歌山駅のみということだ。

 鉄ちゃんでない人たちまでもが車両の前によってきて熱心に撮影している。子供達も目を輝かせている。今のところ、わかやま電鉄のヒロインたるこのいちご電車は好評のようである。

 折り返しまで時間がないようだ。

 昨年撮ったのと同じアングルでシャッターを切ってみる。

060906004b

 昨年と同じように青空が美しい。

 わかやま電鉄はまずは10年間の運行を目指すという。11年目から先がどうなるかはまだわからない。

 この美しい空と共にこの電車達がずっと走れることを願って止まない。 

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 南海電鉄貴志川線です。  和歌山県の県都である和歌山市和歌山駅から貴志川町(えーと、今は合併して紀の川市になったらしい)までを結ぶ14.3キロの路線。もともとは伊太祁曽神社などへの参詣客を運ぶことを目的として開業した山東軽便鉄道が開業した路線で、1961年に南....... [続きを読む]

受信: 2006年9月28日 (木) 15時54分

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