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2006年12月31日 (日)

四国旅行3日目・瀬戸内を渡る

 はい、3日目完結編です。

 当日に公開できるように頑張りました(笑)。

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 6時15分に起床。近くの大街道の吉野家で朝食。7時過ぎに松山駅に向かい、7時20分ごろに到着。
 予定の列車は7時46分発。出発のずいぶん前に到着してきたが7000系7000形の4両編成。全M編成としてさり気に超強力な編成である。単行で110キロですっ飛ばす実力を持った高性能車両で、コンセプト的に北越鉄道のHK100形と通じるものがある。
 意外かもしれないが乗るのは初めてでクロスシート部に座るが1000形と同じ配置ながらシートは薄っぺらで安っぽい。

 定刻松山を出発、15分ほどで堀江駅に到着、下車する。
 かつてこの地より対岸の仁方に向かって国鉄連絡船が運航されていた。宮脇俊三氏の「最長片道切符の旅」にもその様子が描かれている。
 現在では残念ながら廃止され(これにより最長片道切符の旅に四国を組み込む事は不可能になってしまっている)ているが民間の呉松山フェリーによって運行がされている。当時よりライバル関係にあり、これが国鉄の連絡線を廃止に追い込んだようなものではあるのだが。
 とにもかくにもその連絡船をしのんでここから対岸を目指してみようと思う。ちなみに行先は仁方ではなくそのちょっと西にある阿賀港である。

 駅前から伸びる道を歩き、突き当りを左に曲がるとすぐに堀江港に到着する。わずか5分程度の道のりである。
 事務所兼券売所兼待合室で乗船券(実際には上陸券となっていた)を購入する。大人一人1600円である。
 中は暑いので外で待つ。10分ほどするとこちらに向かって中型のフェリーが向かってきた。堀江港の港内はかなり狭く一体どうやって接岸させるのだろうと見ていると、切先を一度突っ込んで舫で固定、90度お尻を振って桟橋に接岸した。器用なものである。

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 降車してくる車の次に乗船。デッキに上がる。とりたてて変わった事のない普通のデッキだった。後方が絨毯敷になっているので疲れているならゆっくり横になることもできそうである。
 やがて出航。お決まりの汽笛もなくいつの間にか動き出していた。
 港を出て瀬戸内海を北上、阿賀港を目指す。
 こうやって見ると瀬戸内海とはなんと島と船の多いところかと思う。小型大型を問わずあちらこちらに船の姿が見える。
 海は穏やかで心地よい揺れにいつの間にか眠りに落ちていた。

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 航海は1時間50分。短くもなく長くもないほど良い時間である。
 船は阿賀港に無事接岸した。今度は前向きに突っ込んだだけで停止したので話は早い。

 さて、ここからが今回の予定の中でもっとも危険な区間。1キロ強離れた安芸阿賀駅まで15分でたどり着かないといけない。
 自力で走るには微妙な距離と時間である。

 港に下りると同時に周りにタクシーがいないか探す。すると幸いに一台だけ止まっている。
 急いで乗り込み近距離で申し訳ないことを謝りながら安芸阿賀駅まで行ってくれる様に依頼する。

 目の前の通りを北上し、線路を一度越え、すぐ右の細い路地に入った先が安芸阿賀駅。わずか3分で到着。料金も基本料金のままだった。
 自力で走っても間に合う距離だったかもしれないが少なからず走る羽目になり汗だくになって前後不覚になった可能性があることを考えればタクシーの利用もやむなしだった思う。もし乗り継ぎが30分あれば余裕で間に合ったとは思うが。

 何はともあれこれでこの後の計画予定通り進められる。
 ホームに降りるとちょうど広島方面行きの普通列車が現れたので乗り込む。この列車で呉に一度逆行する。
 3分ほどですぐに呉に到着、下車する。
 ホームに居並ぶは2本の103系と1本の115系。さすが広島だなぁと苦笑せざるを得ない。

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 さて逆行したのにはわけがある。ここから呉線の目玉列車「瀬戸内マリンビュー」に乗るためである。
 ちゃんと指定席券も購入してある。

 20分ほどの待ち合わせでやってくる瀬戸内マリンビュー。全線電化の呉線に投入されたのにキハ47改造車なのは何かあった時に他線で使用できるという魂胆だろう。
 前代未聞、両開きの1ドアになったしまったキハ47に乗り込む。

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 車内は帆船のデッキをイメージしたのかマホガニー調の木目模様の素材が使われている。シートは海側は対面式のボックスシート、山側はL字状のソファー調のシートとなっている。JR九州の「いさぶろう・しんぺい」「はやとの風」にモロに影響を受けている感じがする。

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 席は幸いにして海側だったが親子連れと対面になり更に窓が大きいのが災いして陽光がまぶしい上に暑くてたまらない。

 景色は確かにすばらしい。過去に呉線に全線乗車したときには広を越したあたりで日が沈んでしまいどんな風景なのか全然知らなかったのだがこれはもったいないことをしていたと思うくらい海沿いの景色は素晴らしかった。
 途中から暑さに耐え切れず山側の方の空いたボックスへ逃げ出す。だらーんとしながら瀬戸内の美しい景色を眺めるのは悪くない趣向である。

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 広から先は各駅停車なので意外に時間がかかる。12時27分、終着の三原に到着。

 考える意図もなく3分後に出発する岡山行の快速列車に乗り換える。
 時間もちょうど昼時でここで10分も時間をとっておいてくれれば駅弁を買いに行こうかという気にもなりに行くのだろうがこんなタイトなダイヤを組まれているのではどうしようもない。
 すきっ腹を抱えつつ次の列車に乗り込む。列車は115系だったが3000番代だったので117系と同等の転換クロスシートだった。
 しばらくはゆっくりできそうである。

 まだ京都は遠いがここまでくれば後は何本か乗り継げばすぐである。3日間動き回って疲れもたまってきた。ゆっくりと寝るとしようか。

 こうして今年最後の旅行は終わりを告げた。

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コメント

お疲れ様でした。
今回の旅は少しロマンスもあって良かったですね(*^_^*)。

キハ47系も特装車も増えて…。九州では特急車ですからね。
好きな車両なので嬉しいですけどね。

投稿: 京都ガンモ | 2007年1月 1日 (月) 14時05分

>> 京都ガンモさん
> 今回の旅は少しロマンスもあって良かったですね(*^_^*)。
 ごふっ(xx;)
 いやいや、そんなたいしたものじゃ有りませんよ(苦笑)。

> キハ47系も特装車も増えて…。九州では特急車ですからね。
好きな車両なので嬉しいですけどね。
 キハ58系列が車齢の関係でそろそろきっついですからね。非力でスピードも出ませんが観光列車にスピードは不要ですからちょうど良いのでしょう。
 今後まだまだ出てくる予感が・・・。
 

投稿: ove250 | 2007年1月 1日 (月) 16時57分

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