« LRT導入試験始まる | トップページ | ようやっと帰ってきました »

2007年1月24日 (水)

近くて遠い、ローカル線を巡る(後編)

#書こうとしたらココログが落ちていたり、仕事が忙しかったりしたのでちょいと遅れました・・・。

 では、後編をどうぞ。

-----

 地図を見ればすぐにわかることだが三岐鉄道の北勢線と三岐線は員弁川(いなべがわ)を挟んでほぼ併走している。ここ阿下喜駅から大体1.5キロ程の所に三岐線の伊勢治田(いせはった)駅がある。
 今日はここを徒歩連絡する。

 接続時間は22分。全く迷わなければなんとかセーフ、というかなりきわどい時間である。

 駅を出てすぐに左に曲がり員弁川を渡る。渡りきったところで道が登りになって行く。結構きつい。国道365号線を渡りさらにまた登る。ややこしい三叉路を抜け(地図を持っていなければ間違いなく迷っていた)さらに南へ。
 お寺の軒先を掠めて間もなく踏切が見える。どうにか間に合ったようだ。

 伊勢治田駅は立派なヤードを持った駅だった。セメントを積むための貨車が結構な数留置されている。この三岐線は貨物輸送が大きな収入源の路線である。

 こじんまりとした駅舎に入ると意外にも有人駅。
 駅員氏に西藤原までの切符を頼むと硬券が出てくる。しかも今時珍しい発着両駅の駅名入りの硬券だった。

 線路を渡りホームへ向かう。間もなく近鉄富田行の列車がやってくる。

070121007b

 どこからどう見ても西武401系です、あり(ry

 ライトが変更された以外は塗装もすそ周りのオレンジが入っただけで原形の雰囲気を良く残している。よく考えたら鈴鹿山脈を挟んで向こう側にもこの401は走っているわけで。

 直後乗車する西藤原行の列車もやってくる。ここは交換駅になっているようだ。

 車両から二人ほど乗客が降りる。一人は自転車を押している。

 入れ替わりに乗り込むと車内には乗客がいない。久々の貸切列車である。

 列車は揺るかやな勾配を登って行く。カーブで車両がねじれて行くのがよく見える。

070121008b_1

 坂を上りきると大きなヤードと工場の施設が見える。
 三岐鉄道の株主でもある太平洋セメントの工場がある東藤原駅に到着、といってもここは完全に貨物のほうが主役で端の方に設けられたホームに申し訳なさそうに停車する。
 誰の乗降も無く相変わらず貸切のまま東藤原駅を出発する。
 工場施設の間を抜けて終点へ向かう。東藤原駅から先は貨物輸送も無いためか一気に線路の状態が悪くなる。ぱっと見でわかるくらい線路のジョイント部分が凹んでいる。
 車両がジョイントのたびに跳ねる。重軌道化された北勢線のほうが乗り心地が良いくらいである。
 上下に揺られながら走ること数分、終点の西藤原駅に到着した。

 ホーム上では旧型のSLや入れ換え用のDLなどが出迎えてくれる。
 ここ西藤原駅には三岐鉄道が開設した「ウィステリア鉄道」という施設がある。
 駅横の広場に線路が敷設され、日曜日ごとに無料でライブスチームの運転などをしているとの事だが今日は土曜日、一組の親子が散歩している程度である。

 ゆっくり見ていたいところだが残念、この列車で引き返す。
 駅舎で近鉄富田までの切符を買うとまたまた硬券。なかなか良い。

 再び同じ列車に乗り込む。

 東藤原駅に戻ると貨物列車の連結を行っている。貨車を一両ずつ押し出して行って連結させている。貨車だけで走って行く(作業員が一人のってはいるものの)はなんだか不思議。貨物輸送が元気な路線はえてして本業も元気のような気がする。一方貨物輸送の廃止とともに命運尽きる路線のなんと多いことか。

 伊勢治田を過ぎ、丹生川(にゅうがわ)駅へさしかかる。
 駅の脇に黒い貨車群が並んでいる。ここは「貨物鉄道博物館」が併設されている。

 ふとみると「蒲原」「ワ11」と書かれた有蓋車が目に入る。

 この貨車、以前見たことがある!どこだったか?

 そうだ!有田鉄道の金屋口駅だ!

 今から5年前、廃線を控えた有田鉄道に乗りに行った夏の暑い日。
 まるで時の止まったかのような金屋口駅の構内で半ば放置されたかのように並べられた古い貨車達のことを思い出す。

 後で調べると間違いなく金屋口駅に保存されていた車両の1両で、この博物館に寄贈されてきたものだそうだ。5年ぶりの再会、ちょっと懐かしい。
 この博物館は月に一度の開館ということで今日は開いていない。いずれ開館日に来て見たいものである。

 徐々に乗客が増えて行く。途中車庫の併設された保々駅で10分の停車。遠慮なく色々撮影させていただく。車庫には西武の旧701系や貨物用のELなどの姿も見える。

 終着近鉄富田の手前で高架区間に入る。JRの関西本線をオーバークロスし、その先で線路が分岐している。ここが三岐朝明信号場で近鉄富田へ向かう旅客列車は右へ、JR関西線に向かう貨物列車は左へ入る。かつては駅もあったというが今はその姿を偲ばせるものは何も無かった。
 下り勾配に入り、無理矢理なカーブで近鉄名古屋線の近鉄富田駅に列車は滑り込む。

 これにて本日の乗りつぶしは終了。3線で100キロ以上も稼いだ事になる。残った近鉄の路線はまたいずれ乗りにくるとする、多分GWになると思われるが。

 さて、これから名古屋に戻るが無論18切符の元をとる為にJRに乗りたい。
 JRの富田駅は少し離れているので歩いて向かう。

 ・・・・迷った。

 事前に地図で見た際に近距離だったので間違えることもあるまいと地図を印刷してこなかったのがまずかった。

 何の案内も無いのだ、困った事に。さらに思ったより入り組んでいる。

 冷や汗をかきつつ歩くこと約10分、なんとか到着。ふぅ。

 駅に入る。改札口のど真ん中にゴミ箱が置いてあるんですが・・・

070121009b_1

 あ?toICaの簡易改札機でしたか。こりゃ失礼。
 でもやっぱりゴミ箱にしか見えません。

 ホームに入り駅の中を見渡すとホームの向こう側に広いヤードが広がっている。
 三岐鉄道への貨物列車はこの駅で機関車を付け替えられるのだ。

 しばらく待っているとちょうどJR貨物のDD51に率いられたセメント貨物列車が登場。
 ヤードに入り、DD51が切り離される。

 すると三岐鉄道のELが重連で登場、ヤード内を行ったりきたりしてから貨物列車に連結される。

070121010b

 EL重連萌え~(^^;

#多分用法を間違っていますが気にしない。

 実に良いものを拝ませていただきました。

 そして名古屋へ、更に中央本線の普通列車に乗って大曽根駅へ向かう。

 駅を出て名鉄の大曽根駅へ。ホーム端でカメラを構える。

 待つこと約30分。

070121011b

 来ました、6750系。

 瀬戸線系列で最新のボディに旧型車使い回しの吊り掛けモーター搭載という最強のミスマッチ車両。

 新型車の投入で来年頃には廃車になる公算が高まってきたので騒がしくなる前に一度撮っておきたかったわけで。

 こいつを見送って次の列車で栄町へ向かい出発する様子をムービー撮影。
 地下ホームに響き渡る重々しい吊り掛けサウンド。実に笑える。

 地上に上がり大須方面へぶらぶらと歩く。一通り回ってから帰路につく。

 時間は18時前。食事をしてから帰った方が良いと考え名古屋駅のいつもの店へミソカツを食べに行こうと足を運ぶ。

 そこには一枚の看板がかけてあった。

 「ただいま名古屋駅リニューアル工事のため休業中」

 ぎゃーっっっ!!!!

 -----

 駅ホーム上ですするきしめんはいつもどおり美味だった(涙)。

|

« LRT導入試験始まる | トップページ | ようやっと帰ってきました »

コメント

完全にゴミ箱ですね。

投稿: 京都ガンモ | 2007年1月25日 (木) 17時54分

>> 京都ガンモさん
> 完全にゴミ箱ですね。
 えぇ、間違いなくゴミ箱です(笑)。

投稿: ove250 | 2007年1月26日 (金) 18時47分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« LRT導入試験始まる | トップページ | ようやっと帰ってきました »